2020年10月20日 洋上風力発電 馬渡島周辺に
唐津市の馬渡島周辺海域で計画されている洋上風力発電に関し、県の環境影響評価審査会が佐賀県庁で開催されたとの記事が地元紙に掲載されていました。
審査会では、事業を計画している大阪ガスとアカシア・リニューアブルズが提出した環境影響評価(アセスメント)の配慮書に対し、景観への配慮を求めるなどした知事意見案 がほぼ原案通り承認されたとのこと。知事意見書では、東松浦郡玄海町の「浜野浦の棚田」からの景観に配慮するよう求めたことや稼働によって生じる水中音が海洋生物へ与える影響を調査することなどが盛り込まれていて、県は事業者と経産相に知事意見書を通知し、事業者はこれを踏まえて「方法書」を作成するとのこと。想定海域は、馬渡島を取り囲むよう計画されていて、1万3千ヘクタールに最大75基、最大出力60万キロワットを計画しているとのことです。馬渡島海域では、すでに他の事業者の事業計画もあり、脱炭素で再エネ注目される中、唐津沖での洋上風力発電の開発計画は活発です。