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特定非営利活動法人MATSRA(まつら)

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2021年01月25日 第7回佐賀県海洋エネルギー産業クラスター研究会(J☆SCRUM)

コロナ禍の中、第7回J☆SCRUM(ジェイスクラム)が唐津市で開催されました。
コロナ禍のため、受付時の検温、問診、消毒、ソーシャルデイスタンスによる入場、着席と対策が徹底されていました。来場は県内事業者30名ほどに限定され、講演はオンラインでした。
永田会長の挨拶では、
1 国の海洋エネルギー実証フィールドや国内唯一の海洋エネルギー研究開発拠点が立地する佐賀県の地域特性を活かし、地域を海洋エネルギーの中間拠点とした海洋エネルギー産業の創出、産業クラスターの形成を目指す。
2 パリ協定採択以降、海外を中心に持続可能なエネルギー社会へシフトしており、日本でも再生可能エネルギーに関し、2050年の再エネ比率を50%~60%とすると示されている。
3 洋上風力発電は菅政権の目玉政策として発表され、国の海域利用法により4区域が国の促進区域に選定され、事業者公募が進んでいる。国の海洋エネルギーに関する産業化政策も着実に進められており、海洋エネルギー産業はますます重要で、J☆SCRUMの活動も今後の再エネの未来を拓くと確信している。
と述べられました。
その後、三菱総合研究所から「洋上風力発電事業による佐賀県内の経済波及効果」について、MHIヴェスタスオフショアウインドジャパンから「洋上風力発電事業に係る業務の概要」の講演がありました。
質疑応答では、「中小企業の参入余地は」「浮体式の取り組みは」などがあり、主にメンテナンスへの参入可能性。浮体式は、別のエンジニアリング会社が実施している。日本単独だと遅れが生じる可能性がある。早期の導入には、海外の企業と協業も必要などと回答されました。議事は以下のとおりです。

 

議事
1 挨拶
2 講演 洋上風力発電に係る業務の概要について
3 講演 洋上風力発電による佐賀県内の経済波及効果について
4 報告 佐賀県の取組状況について
5 閉会

第7回J☆SCRUM(ジェイスクラム)オンライン講演