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特定非営利活動法人MATSRA(まつら)

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2020年07月03日 送電網、再エネ優先

経済産業省は太陽光や風力などの再生可能エネルギーの事業者が送電網を優先的に利用できる仕組みをつくる。これまでは、送電量が大幅に増えた場合、火力発電優先で再生可能エネルギーが制限される送電網ルールがあったが、見直すとの発表が本日の新聞に掲載された。
再生可能エネルギーは発電効率が低いため、頻繁に停電する。24時間安定した電力供給とするには、補完電力が必要で、これが原子力や火力に代わるもので、分かりやすく言えば、時代に合わせ、主役を入れ替えるということかと思われる。
脇役の比率が段階的に減り、再生可能エネルギーが自立する日が来るか・・・
再生可能エネルギーの中でもっとも発電効率の高いのは“水”を利用する水力発電。
MATSRA(まつら)の目標に掲げる“海洋エネルギー”も水からエネルギーを作り出すもので発電効率の高さは魅力である。
エネルギー基本計画に掲げる2030年のエネルギーミックスに占める再エネの比率は22~24%と変わらず、多くは水力発電である。
今、国策で、海を利用した洋上風力発電の普及が進んでいるが、同じ海を利用するならば、発電効率の高い海の“水”を利用した潮流、潮汐などに着目し、“水”を対象とした再生可能エネルギーの技術開発を国策で加速していただきたい。