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2020年08月04日 「洋上風力 漁業不振が促す」

記事によると、北海道の檜山沖・岩宇及び南後志地区沖で、洋上風力発電プロジェクトが相次いで立ち上がっているとのこと。2海域は、今年7月、再エネ海域利用法による国の促進区域に向けた有望な区域に選定されています。
計画増加の背景には、漁業の深刻な不振が関係しており、漁場の有効利用を前向きに検討する地域が現れたことが後押しとなっているとのこと。
全国的に見ても、漁業を取り巻く環境は厳しい状況が続いており、唐津も漁獲量の減少や燃料高騰の影響などで、漁業離れが深刻です。
洋上風力発電は様々な関連産業への波及効果が期待されています。漁業者の働き口の確保策として、海域の調査などの開発段階から発電開始後のメンテナンス段階まで、視察、潜水調査、漁獲量調査、交通船・警戒船・監視船として船の利用など様々な仕事の発生、また、風車による漁礁効果も五島沖の事業でデータとして示されており、漁業と協調した取組みも期待できます。

新聞記事はこちら。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO62248670T00C20A8EA1000/