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2020年10月20日 再生エネ規制 総点検

日本経済新聞の一面に河野規制改革相のインタビューが掲載されていました。
「再生可能エネルギーの活用促進に向けて既存の制度を総点検する。風力や太陽光発電を普及させるため、きっちり課題を洗い出し、一つずつみていきたい。」関連する規制や基準を順次緩和する方針を示し、すでに関係する規制のリストアップを始めたということです。風力発電の適地となる海岸には港湾施設や国定公園などが多くありますが、そうした場所でも占用許可を得やすくする制度改革を視野に入れるとのこと。
唐津市沖は、玄海国定公園に指定されており、国レベルで、規制緩和の動きが加速すると普及も進むと思われます。国は、発電量に占める再エネの割合を2030年度に22~24%とする目標を掲げています。電力の安定供給には送電網の拡充が必要ですが、現在は送電網の容量の制約で再エネの発電量が増えても送電網の容量を超えれば出力制限がかかります。
政府は再エネに関する規制全体を見直し、普及の妨げとなっている要因を改善するなど、再エネの後押しとなるよう早急に改革を進めてもらいたいと思います。

 

新聞記事はこちら。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65140470X11C20A0PP8000/