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2020年10月31日 地域間送電網を複線化

日本経済新聞に地域間の送電網を複線化する計画を策定するとの記事が掲載されていました。再生可能エネルギー拡大の妨げとなっている送電網の弱さを解消するため、政府は送電網を複線化して増強するとのこと。電力会社と来年春までに計画を策定して具体的な場所や規模を詰める方針で、東北や九州などが候補となるようです。
経済産業省は、温暖化ガス排出ゼロに向けた実行計画をつくり、これに合わせて送電網の増強計画を策定するとのことで、電力会社と連携し、地域を越える連携線や地域内の主要路線の基幹系統の状況を調査して、2021年の春を目途に優先的に整備する地域を示すということです。
九州は太陽光発電の出力制限が掛かるなど、再エネで発電した電気を使い切れない事態が起きていて、19年度は計74回の出力制限が発生し、1回あたり最大289万キロワットと原発約3基分の出力を抑えたこともあったとのこと。
現在、再エネ事業者が利用できる送電網の枠や地域間で送電できる量は限られています。今後は、全国的に洋上風力発電などの大規模発電が予想されていることから、整備の改善が急がれています。そのためには、大手電力会社の協力が必要不可欠となりそうです。

 

新聞記事はこちら。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65690120Q0A031C2MM8000/