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2020年12月15日 洋上風力 コスト海外並み目標

経済産業省や関連団体が策定する「洋上風力産業ビジョン」に洋上風力発電の導入促進に向けて官民が2030~35年までに着床式の発電コストを20年の世界平均とほぼ並ぶ1キロワットあたり8~9円にする目標を盛り込むとのこと。
洋上風力は部品数が2万点程度あり、産業のすそ野が広く、国内調達比率を2040年までに60%とすることで国内産業に恩恵が及ぶようにするとのこと。政府が新設する脱炭素基金や税優遇を活用して供給網の構築を後押しする。
海に囲まれた日本は、洋上風力のポテンシャルが大きいため、大規模な発電が期待されています。しかし、エネルギー政策が原子力に依存していたため、海外から遅れをとっており、事業者の技術も海外に頼らなければならない現状があります。国内企業の技術力向上は、必須ですが、海外企業に占有されないよう、国の立ち回りも求められそうです。

 

新聞記事はこちら。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODF145WJ0U0A211C2000000