2021年09月27日 洋上風力産業競争力強化セミナーin九州 に参加しました
日 時:令和3年9月27日(月)13時30分~16時30分
開 催:オンライン
九州経済産業局、九州環境エネルギー産業推進機構が主催する「洋上風力産業競争力強化セミナーin九州」に参加しました。
コロナ禍でオンライン開催でしたが、定員100名に対し、268名の参加があり洋上風力発電産業への関心の高さが伺えました。
経済産業省資源エネルギー庁から洋上風力発電に関連する施策説明があり、国の政策として2050年にカーボンニュートラルを目指すことから次世代のエネルギーとして挙げられる洋上風力発電導入の意義や産業ビジョン、再エネ海域利用法などの説明がされました。 洋上風力発電のサプライチェーン形成に向けた支援策や産学官が連携する人材育成プログラムの検討などの目標が示され、洋上風力発電が経済成長の重要な役割となることが理解出来ました。講演では、長崎県五島市沖の洋上風力発電や福岡県で風車の部品を製作する企業の参入事例が紹介されました。また、洋上風力発電に関する人材育成の取組み、北九州市が進めるエネルギー政策が紹介されました。
質疑では、促進区域を主導するのはどこか、国内のサプライチェーンの企業マップはあるか、港の工事では漁業者との調整が必要なのでは。など多くの質問が出ました。講師から、都道府県が促進区域の情報提供を行い選定を目指す。現在、国内企業のサプライチェーンマップは無い。漁業者の同意は重要。丁寧に対話を重ね進めている。など回答がありました。
脱炭素に向け、洋上風力発電事業は急速に進みそうですが、風車の技術開発や様々なシーンで国内・地元企業が参入可能な仕組みなど産業活性の取組みを進めてもらいたいです。
講演資料は、後日、九州経済産業局のホームページに掲載される予定です。
本日の内容は下記のとおり。
プログラム
施策説明「洋上風力関連の施策説明」
特別講演(1)「地域と共生した洋上風力発電開発の先進事例」
特別講演(2)「洋上風力関連産業への参入における課題や取り組みと今後の展望」
取組事例(1)「洋上風力に関する人材育成と地元産業の創出」
取組事例(2)「『グリーンエネルギーポートひびき』港と風車のこれまでの10年と今後」