2021年12月03日 電力を「電気運搬船」で輸送
造船最大手の今治造船とパワーエックスは、洋上風力発電所で生み出した電力を運搬する「電気運搬船」の建造を2022年度中にも開始するとのこと。
海底の送電網は、陸上よりも技術を要し、敷設コストも多くかかります。敷設コストが再エネ賦課金として国民の電気料金に上乗せされる仕組みです。
海底ケーブル以外の送電体制を電力会社以外で構築するのは、競争を促しコスト削減につながるため、大変いい取り組みと考えられます。
実現するためには、大容量蓄電地など一次エネルギーを二次エネルギーに変換する技術との連携が必須です。トータルで海底ケーブルの敷設費と比較してどうなるか。
陸上での電気の供給は送電線が主流です。石油、天然ガス、水素などのエネルギーは、トラックで輸送しています。
新しいことにどんどんチャレンジして、競争して国民の負担を軽減してほしいところです。
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https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC307130Q1A131C2000000/